介護現場で注目を集めるVRを徹底比較 | カイブイアップ

VRリハビリ利用者のイラスト

機能訓練の継続や職員教育に
悩む現場に
対象者別に介護VR製品を紹介

介護現場が抱える課題は、機能訓練の継続や認知症ケア、職員教育など、施設によってさまざま。

介護VRは、利用者・入居者向けと職員向けで活用方法や求められる機能が異なるため、
対象者ごとに整理することで
自施設に合った製品を選びやすくなります

当メディアでは、
それぞれの対象者に適したVR製品を紹介します。

VR機器を使う職員のイラスト

介護現場で
VRを導入するメリット

介護現場でのVR導入に関心はあるものの、まだ導入に踏み切れていない施設に向けて、VRを導入することで得られるメリットを3つ紹介します。

  1. 1

    他施設との差別化を図れ、
    入居率向上が期待できる

    VRを活用した機能訓練が行われている施設はまだ限られており、他施設との差別化につながる点が特徴。
    先進的な取り組みとして施設の魅力を訴求できることから、入居率向上も期待できます。

  2. 2

    職員の負担軽減につながり、
    採用や定着に貢献

    機能訓練や研修を効率的に実施しやすくなり、職員の負担軽減に有効な手段です。
    職員の対応力向上やケアの質向上にも役立つため、働きやすい職場環境づくりを支援し、採用や定着にも貢献します。

  3. 3

    補助金を活用して導入しやすい

    介護テクノロジー導入を支援する補助金制度を活用できる場合があります。
    初期費用の負担を抑えながら導入を検討しやすい点もメリットです。

介護VRは大きく2種類ある

介護向けのVR製品は、主に利用者・入居者向けと職員向けの2つに分かれています。使用する人によって、活用シーンや役割が異なります。

利用者・入居者向け

利用者・入居者向け

機能訓練

VRを活用することにより、楽しみながら継続して取り組め、機能改善の効果が見込めます。

活用方法

ゴーグルに映し出される仮想空間の中で、身体を動かしながら課題に取り組むことで、上肢・下肢の運動や体幹バランス、認知機能などの維持・向上につなげられます。

注意点

VR酔いを感じる方もいるため、体調や身体状況に合わせて無理のない範囲で利用することが大切です。座ったまま利用できるか、酔いに配慮した設計かを確認しましょう。

介護職員向け

職員向け

職員教育

介護現場で起こり得る状況をリアルに体験でき、適切な対応力の習得につながります。

活用方法

利用者対応やリハビリ支援を想定したシナリオを、ゴーグルに映し出される仮想空間内で体験でき、実際の現場に近い環境で判断力や対応力を養うことができます。

注意点

研修効果を高めるためには、体験だけで終わらせず振り返りや現場での実践につなげることが重要です。

介護現場で利用できる
VR製品3選の詳細

ここからは、VR製品の実際の見え方や選ばれる理由、研究実績などを詳しく紹介します。それぞれを比較しながら、製品選びの参考にしてください。

利用者・入居者全身運動と認知機能訓練
に使うなら

リハまるLite

ゴーグル装着時の見え方を
動画で紹介
リハまるLiteが選ばれる理由
脳トレ要素を含んだ機能訓練で
楽しみながら取り組める

もぐらたたきのようにターゲットを叩いたり、飛んでくるものをつかんだりしながら、ゲーム感覚で機能訓練を行います。どこに出るかを見て判断し、タイミングよく手を動かす動作により、身体機能と認知機能を同時に鍛えられます。達成感を感じながら取り組めるため、運動への苦手意識がある方でも継続することが可能です。

安全性に配慮しながら
複数人での機能訓練が可能

ゴーグル装着中でも周囲の人やモノを確認できるMR技術を採用しており、一般的なVRのように視界が完全に遮られません。転倒や接触のリスクを抑え、安全に訓練できる点が特徴です。さらに、スタッフ1名に対して複数名が同時に取り組める集団訓練にも対応しており、人員負担の軽減にもつながります。

リハまるLiteの口コミ
  • 紙と鉛筆で行う2次元空間のリハだといつも飽きてしまう患者様にリハまるの3Dリハを試してみると、不思議なほどウキウキと楽しまれるようになりました!患者様の笑顔が嬉しいです。
  • リハまるで使っているMR機器は高齢者が利用するには難しいんじゃないか…と思いましたが、実際にお使いいただくと、皆様1回目から難なくお使いになられています。リハまるの仕様は患者様目線に立ったシンプルな設計で、どのような年齢層にも受け入れられるものだと思います!
※引用元:リハまる公式HP(https://rehamaru.jp/case/)
※シリーズ商品のリハまるの口コミです。詳細は販売元の株式会社テクリコへお問い合わせください
医療・研究機関との共同研究実績
  • 関西医科大学との共同研究により開発
  • 関西医科大学・東京大学・京都大学・慶應義塾大学・藤田医科大学との共同研究の実績あり
リハまるLiteの料金

リハまるLiteは、各自治体が実施する介護テクノロジー導入支援事業の補助金を活用できる場合があります。 初期費用と1年間のレンタル費用が対象で、1台あたり最大30万円まで利用できます。 補助金相談にも対応しているので、導入費用を含めた詳細については、販売元の株式会社テクリコへお問い合わせください。

※参照元:リハまるLite公式HP(https://rehamaru.jp/lite/)
会社情報
会社名 株式会社テクリコ
所在地 大阪府大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第3ビル23F
電話
番号
06-6343-8450
公式HP https://techlico.co.jp/

利用者・入居者下半身を重点的に
訓練する

ために使うなら

RehaVR

ゴーグル装着時の見え方を
動画で紹介
RehaVRが選ばれる理由
観光気分で身体を動かせるため
無理なく運動を続けやすい

VRゴーグルを装着し、360度カメラで撮影した観光映像の中を、実際に散歩している感覚で身体を動かせます。東京スカイツリーや兼六園をはじめ、海外の名所まで320以上のコースを収録しており、旅行気分を楽しみながら運動を継続しやすい点が特徴。景色の変化が刺激になるため、運動への意欲維持にもつながります。

座ったまま運動でき
下半身機能の維持・向上につながる

足こぎペダルを使った有酸素運動により、下半身を中心に無理なく身体を動かせます。椅子に座ったまま取り組めるため、姿勢を安定させながら運動を行える点が特徴です。
歩行に必要な筋力や持久力の維持・向上に役立ち、日常的に身体を動かすきっかけづくりにも活用できます。

RehaVRの口コミ
  • 外の景色で擬似的に散歩しましょうと話すと、皆さん興味を持って自主的にトレーニングしてくれると感じています。タブレットPC操作で今見ているVR動画が一緒に確認できるので、作業療法士や理学療法士も指導しやすいです。
  • ペダルをこがなければ前に進めないので、自然と足が動きます。機能訓練の課題だった単調な動きへのエンタメ性を一つ実現した形と言えます。VRによる周囲の景色を見回す動きが、実は首の運動にもなっています。
※引用元:RehaVR公式HP(https://rehavr.com/rehachu/)
医療・研究機関との共同研究
  • 東京医療保健大学との共同研究により開発
  • ※参照元:RehaVR公式HP
    (https://rehavr.com/feature/research.php)
RehaVRの料金

RehaVRは、VRヘッドマウントを購入したうえで利用するプランを採用。契約期間は12か月で、利用料には保守費用やコンテンツ利用料が含まれます。iPadや回転系リハビリ機器は既存のものを利用でき、必要に応じてオプション購入も可能です。
なお、具体的な料金についてはお問い合わせください。

会社情報
会社名 silvereye株式会社
所在地 東京都中央区湊2-6−4 RKビルディング3F
電話
番号
公式HPに記載がありませんでした。
公式HP https://www.silvereye.jp

介護職員利用者対応力を
高めるため

に使うなら

VR Angle Shift

ゴーグル装着時の見え方を
動画で紹介
VR Angle Shiftが選ばれる理由
現場知見をもとにしたVR体験で
利用者対応の質が高まる

VRゴーグルで認知症の方の「人の声がうまく聞き取れない」「周囲の音が大きく響いて混乱する」といった感覚を疑似体験できます。サ高住運営で培った知見をもとに現場で起こりやすい場面を収録しており、拒否や不安行動の理由を理解しながら、適切な声かけや対応方法を学べる内容です。

参加者同士での振り返りを通じて
学びを自分の対応へ落とし込める

VR体験後には、派遣された講師の進行のもと、参加者同士で感想や気づきを共有し、「なぜその行動が起きるのか」「どんな環境や声かけが安心につながるのか」を振り返ります。体験だけで終わるのではなく、利用者対応で実践できる行動レベルまで落とし込むことが可能です。

VR Angle Shiftの口コミ
  • 認知症の方の気持ちを理解し寄り添いたいとずっと思って来たがなかなかできなくて苦しんでいた。体験を通じてこれから自分がどうしていけばいいのかやっとわかった気がして涙が出た。
  • 今まで受けてきた講義とは全く違う理解の仕方で驚いた。VR体験の力に大変驚かされた
※引用元:VR Angle Shift公式HP(https://angleshift.jp/dementia/)
医療・研究機関との共同研究実績
  • 厚生労働省の調査研究を実施
  • 高齢者住宅における看取りケアやACP(人生会議)の推進に関する研究で活用されました。

    ※参照元:VR Angle Shift公式HP
    (https://angleshift.jp/acp/)
VR Angle Shiftの料金

参加人数に応じた料金体系を採用しています。基本料金は30名プラン132,000円からで、開催回数や参加人数によって変動します。なお、ファシリテーター費用や機材輸送費、交通費などが別途発生する場合があります。
詳細は販売元の株式会社シルバーウッドまでお問い合わせください。

※参照元:(PDF)VR認知症研修:株式会社シルバーウッド・株式会社アングルシフト より/VR認知症研修チラシ2026[pdf]
(https://angleshift.jp/wp/wp-content/uploads/2026/02/VR認知症_チラシ2026.pdf)
会社情報
会社名 株式会社シルバーウッド
所在地 千葉県浦安市入船1-5-2 プライムタワー新浦安16F
電話
番号
047-304-4003
公式HP https://www.silverwood.co.jp/